日本道観の道教交流 ブログ

日本道観と中国三大宗教と言われる道教(タオイズム)の縁、交流の軌跡、貴重な道教儀礼の写真もご紹介。

天來大先生の石碑を訪ねて 2008年5月

天來大先生の石碑を訪ねて

 

 

青島では空港で日本から撮影隊として駆けつけた二名のスタッフと合流し、まずは全真教第二の樷林である太清宮を訪ね、運良く李宗賢道長ともお話をさせていただくことができた。日本道観が全真教道家龍門派であることをお伝えすると、李宗賢道長は「同じ龍門派として私たちは兄弟です。これからますます協力して深い交流をしましょう」と熱く語られ、太清宮の中も詳しく案内してくださったのである。

 

 

 二十八日にはいよいよ昆嵛山に天來大先生の石碑を探しにゆくことになった。まずはホテルに近い昆嵛山のほうから登り、全真教の開祖王重陽が修行した洞窟などがある神清観を訪れた。 

 

 

龚清泰道長も同じ全真教龍門派として、「ぜひこれから国を超えた交流をしましょう」と自ら熱く語られ、聖経山を案内してくださったのである。

 

 

大先生の石碑はすぐに見つかった。長い間写真でしか見ることができなかった「人間は病気では死なない」という大先生の修行の哲学は、時代を超えて聖経山に悠々とそして静かにたたずんでいた。日本道観が開いた中国への扉は、これからどんどん広がってゆくであろう。