中国の旅 ②(2008.5.21~31) 日本道観の道教交流
2008年5月21日~31日
十七年ぶりの中国の旅は最初の五日間は、今から十九年前に中国と台湾を媽祖信仰でつなぐという民間交流を果たされた徐先生と、そのお二人の娘さんのナビゲートで快適にスタート、中国の人々の熱い信仰心に触れる旅となった。
そして思いもかけず、湄洲媽祖祖廟、泉州天后宮より、二人の媽祖様を分霊して日本道観へお連れすることが決まったのは、この感動の旅の大きなハイライトとなったのである。媽祖様を飛行機の機内にお連れするにあたり、地元の航空関係者の細やかな配慮にも胸を熱くした。
また、多くの政府関係者や研究者のみなさんとの交流によって、温かい中国、台湾の人々の魂に触れ、本の出版や、導引術研究の図書館づくりの話なども進み、日本道観が世界により大きな扉を開く一歩となったのである。そして二十六日には、この旅の一番の目的、聖経山にある大先生の石碑を訪ねるために住持道長は一路山東省、青島へと向かった。