日本道観の道教交流 ブログ

日本道観と中国三大宗教と言われる道教(タオイズム)の縁、交流の軌跡、貴重な道教儀礼の写真もご紹介。

第六十四代張天師「飛昇登真」 2008年11月

第六十四代張天師「飛昇登真」

台湾 南投縣 草屯鎮僑光棒壘場

 

十月十七日に登仙された、中国嗣満天師府六十四代張源先張天師様の告別の正式な儀礼「無上黄籙十廻度人找度大齋」(台南市道教会陳榮盛大法師主催)が十一月十七日~十九日まで、正式参拝「飛昇登真」(張天師府主催)が二十日、台湾、南投縣にて行われました。

 

 

政府関係者をはじめとして、台湾全土から多くの道士たちが弔問にかけつけました。

 

 

無上黄籙十廻度人找度大齋は大変貴重な珍しい儀礼で、台湾ばかりでなくアメリカの学者も研究のために取材にこられていました。他にも多くの他流派の道士たちも、並びの会場で儀礼を行いました。

 

 

早島妙瑞道長の代理で、張天師府とご家族の皆様に弔意を表しにでかけた早島妙聴副道長も、三日間の正式儀礼の中で、四回の儀礼に出座し、台湾の道教日本道観の結びつきはより固くなりました。

 

 

早島天來大先生が昭和四十四年に台湾にて道士の位を允可されたのも六十四代張源先張天師様であり、平成二年に妙瑞道長と、妙聴副道長が道士の資格をいただいたのも六十四代からでありました。ここに台湾の道教の一つの時代が幕を閉じ、新たなる時代への動きが始まったのです